北海道災害復興支援基金

北海道災害復興支援基金とは

北海道災害復興支援基金は、NPOによる平時・災害時の長期的な支援活動を保障することによって、北海道の持続的な災害復興を支援することを目的に、北海道NPOファンドにより2020年に造成された基金です。

 

◎いぶり基金

北海道胆振(いぶり)東部地震及び台風21号北海道内被災地支援基金(通称「いぶり基金」)は、これらの災害の支援活動や、被災された地域の生活支援・まちづくり活動(防災活動含む)を行う、道内に拠点を置く団体等へ助成を行うために、「認定NPO法人北海道NPOファンド」が設立した基金です。

これまでに、個人からのご寄付 を350万円(110名)、企業・団体からのご寄付を2,350万円(46件)を頂き、延べ43団体へ助成を行って来ました。

 

◎直面した課題

胆振東部地震の復興支援に関わるなかで、現地で支援活動に関わる団体への寄付金、いわゆる「支援金」を安定的に確保することの難しさを感じました。復興支援は年単位の長期に渡りますが、被災地を支援する寄付金は、初期段階でこそ多くのご支援を頂きますが、その後はどんどん減少していきます。しかし、被災地の状況は緊急時から復興期まで刻一刻と変化し、それぞれの状況に応じた支援活動が必要となります。

 

◎緊急時も長期も対応可能な基金が必要

災害が起きたときに、その都度基金を立ち上げて寄付金を募集するのではなく、その瞬間からすぐに動けるようにすることと、寄付金が減っても安心して長期間の活動ができるようにするには、どのような災害にも対応可能な「常設の基金」が必要と考えました。

 

◎北海道災害復興支援基金の設立

そこで、NPOによる平時・災害時の長期的な支援活動を保障することによって、北海道の持続的な災害復興を支援することを目的に造成しました。
この基金の特色は次の3つです。

(1)災害支援に特化した常設の基金
・発災直後に対応できる
・寄付金の波に影響されず一定の資金を確保できる

(2)北海道外への支援にも適用
・道内の支援団体のスキルの向上やノウハウの蓄積
・道外の支援団体とのネットワークの構築

(3)平時助成可能
・道内の支援団体のネットワークの構築
・防災に関わる意識向上

 

◎ご寄付のお願い

いつ、どこで災害が起きてもすぐに対応が出来て、なおかつ長期的な復興支援までを、支援団体が安心して行うには、常時1,000万円の確保が必要です。
当基金の原資は、皆様からのご寄付により運営されています。災害に強い北海道を創るため、皆様のご寄付をお願い致します。

ご寄付について