社会的インパクト評価促進事業のモデル団体を募集します

2020年9月14日

2019年より秋から始まる「休眠預金」助成配分事業においては、実施団体が自ら「社会的インパクト評価」を行うことを求められています。
休眠預金資金管理団体:一般財団法人日本民間公益活動連携機構(JANPIA) https://www.janpia.or.jp/

北海道NPOファンドは昨年に引き続き2020年度年賀寄附金助成事業として社会的インパクト評価促進事業を実施します。北海道NPOファンドでは、2020年の10月から2月にかけて、北海道NPOファンドとともに社会的インパクト評価を実践していただけるモデル団体を募集します。社会的インパクト評価の目的の一つは、社会的な価値を見える化し、民間の資源を呼び込むこととされています。そこで、この事業においては、事業の社会的価値の可視化に取り組んでいただきます。今年度はコロナ感染症の影響もあり、例年より短縮した工程(ステークホルダー整理、ロジックモデル作成、指標作成、評価計画書作成)を予定しています。

お願いすることは2つです。
1. 評価の開始前と後に面談を受けていただくこと
2. 北海道NPOファンドとともに、社会的インパクト評価を実践していただくこと

★同行アシスタント募集
NPOの社会的インパクト評価に興味のある方1人または2人まで同行していただけます。社会的インパクト評価を学ぶには、その考え方を知りながら実践現場に触れることが大切です。下記問い合わせ先にお申込みください。事前にオリエンテーションを1時間ほど行い、その後は現場で実際に評価のプロセスをお手伝いいただきます。謝礼等はありません。

社会的インパクトとは?

社会的インパクトマネジメントイニシアチブのホームぺージより引用:

社会的インパクトとは、「短期、長期の変化を含め、当該事業や活動の結果として生じた社会的、環境的なアウトカム」のことです。※この定義は、内閣府による「社会的インパクト評価の推進に向けて―社会的課題解決に向けた社会的インパクト評価の基本的概念と今後の対応策について―」(平成 28 年 3 月)の定義を踏襲しています。
上記の定義からわかるように、SIMIにおいては、「社会的インパクト」の用語をプログラム評価における「アウトカム」とほぼ同義で使ってます。似たことばに「アウトプット」があります。この2つのカタカナ用語をしっかり区別しておくことは重要です。

社会的インパクトの特徴として、4つのポイントを挙げています。

  • 長期的な結果のみではなく、短期でも変化は生じる。
  • 大規模な取り組みによるものだけでなく、小規模のものや一人の心理的変化なども含む。
  • 数値化(定量化)されたものだけでなく、定性情報でも表すことができる。
  • ポジティブな変化だけでなく、ネガティブな変化も含む。

社会的インパクト評価とは

短期・長期の変化を含め、事業や活動の結果として生じた社会的・環境的な変化、便益、学びその他効果を定量的・定性的に把握し、事業や活動について価値判断を加えることです。
社会的インパクト評価を行う目的は、大きく2つ「事業や活動の利害関係者に対する説明責任を果たすこと」及び「事業や活動における学び・改善に活用すること」が挙げられます。
日本においては、社会的課題の解決に取り組む事業や活動について、社会的な価値を「見える化」し民間の資源を呼び込むことで、その事業や活動が成長できる環境を整える必要があります。

2020年度 日本郵便 年賀寄附金助成事業

 

●応募締切/2020年10月10日
●応募書類/団体名、連絡先担当者を次の書類とともにメール・FAX・郵送にてお送りください。定款、直近の事業報告書、計画書、決算書、予算書。
●選考/お申込み多数の場合選考。今年度の新規募集は2団体までです。
●お問合せ・お申込み/認定NPO法人北海道NPOファンド <担当 高山>
064-0808 札幌市中央区南8条西2丁目5-74 市民活動プラザ星園201
TEL:011-200-0973 FAX:011-200-0974
npofund@npo-hokkaido.org