2019年3月20日18:30より、市民活動プラザ星園において、非営利公益活動の集合的成果を拡大するための社会的インパクト評価促進事業の成果報告会として「NPOの事業評価~社会の中のNPO活動」を開催しました。
本事業では、社会的インパクト評価の実践、主に中間支援団体のスタッフを対象にした事業評価の研修、そして成果報告会は、まず1月26日に三好崇弘さん(有限会社エムエム・サービス 代表取締役。「グローカルな仲間たちGLFP」主催。NPO法人PCM TOKYO監事。)による助言をいただき、この3月に最終的な成果発表を行いました。
3月20日当日は、2018年度社会的インパクト評価のモデル団体を務めていただいた、認定NPO法人アルテピアッツァびばい、NPO法人自立支援作業所ベトサダ、NPO法人ezorock、そしてあかはな子ども食堂より、今年度の評価実践についてご報告いただきました。
自団体と社会の関係において、自らが生み出している/生み出したい社会的インパクトを捉えることは、団体活動の意義を社会に伝えるためだけでなく、自団体の活動を見直し、今後について考える上でとても重要なことです。
実践においては、ロジックモデルの修正が必要であったり、評価チームや法人内部の合意に時間がかかる、あるいは評価報告のゴールが見えない状態に陥るなど、実にいろいろなことが起きたことがわかりました。しかしその過程で得るものも大きく、4団体とも、次年度以降の展望を述べていただきました。
先述の通り、社会的インパクト評価には、自団体の現在価値を社会に提示するという側面と、自団体が社会に提供する/提供したい価値の再認識という側面があります。その団体のおかれた状況によりどちらに比重を置くことも可能ですが、評価としてのアウトプットは若干異なるものになることが予想され、普及・啓発に関しては評価実践に入る前の団体の意向確認の重要さを改めて感じました。(報告 北海道NPOファンド事務局 高山)
2018年度年賀寄附金助成事業として実施しました。