2022年度の助成は、北海道日本ハムファイターズと、2022年まで同チームに所属し、通算1000本安打を達成した近藤健介選手(現・福岡ソフトバンクホークス)の「マイルストーンオークション」の収益金をこどもたちに役立てて欲しいという願いにより、当ファンドの「こども基金」にご寄付いただいたことで実現しました。
北海道日本ハムファイターズ様、近藤健介選手に感謝申し上げます。
代表理事 儀同一義
https://www.hinatabokko-siranuka.com/
平成22年に、友人4人で、町の過疎化をなんとかしたい、と話し合い設立しました。白糠町において、子ども食堂及び地域食堂の実施や、高齢福祉居場所の設置運営などを通じて白糠町全域に活気と元気を呼び戻す事により、地域福祉及び地域の活性化に寄与する事を目的としています。
毎月第1・第3日曜日の月2回、回転運営をしており、子ども、大人あわせて40人分を限定販売しています。これからも継続して食堂運営に全力を挙げて対処してまいります。
2019年3月3日、月1回の子ども食堂および地域食堂併用でオープンしました。
開店時は100人以上の子どもたちが一度に来客し大変に驚き、慌ただしくもありましたがそのような中で対応したこともありました。コロナ禍がこの年の12月頃から始まり、食堂に来る子どもたちは激減しました。今は持ち帰り弁当が主となり、食堂内は子どもたちの賑やかな声が聴けなくなり寂しくなりましたが、食数は減っておりませんので、地域には必要な存在となっていると考えます。
2023年の4月からは子どもの無料塾(希望塾)を開塾しました。小学4年生から6年生を対象としています。また、5月には小学1年生から5年生までを対象に英語塾を開塾し、2人の先生と対応しながら、来年3月まで行います。高齢者福祉の居場所づくりから始まった私たちの活動ですが、いまでは1/3が子どもに関わる事業になりました。
北海道日本ハムファイターズの応援を始めてから振り返ってみれば20年以上の歳月が経ちます。ファイターズが優勝したときは家の中で一人飲み明かした時もありました。打って欲しいところでヒットを打ってくれた近藤選手がファイターズにいないのは寂しいですが、このたびのご寄付、心より感謝申し上げます。どうかこれからも近藤健介選手には楽しく元気な野球を見せて頂くことに心よりご期待申し上げ、お礼の言葉といたします。ありがとうございました。
さくま しほこ
https://hokkaido20211225.wixsite.com/hokkaidoshonikogen
疾患を持って生きる子どもたちが自身の可能性を信じて成長をしていくことを願い、また、疾患が何らかの障害にならない豊かな社会に向けて活動を行っています。
現在、膠原病を発症する子どもは稀なため、患者や家族は疾患をもちながら通学や進学、就職するイメージが持ちにくく、不安を抱えている方がいます。
そこで当会は、小児膠原病患者やその家族同士が支え合うこと、小児膠原病患者を取り巻く教育機関や社会と連携して活動することを目的としています。
(1) 患者同士、家族同士の交流会の開催
オンラインで企画しており、2023年度はリアルでの開催を計画しています。
(2)患児やその家族に、疾患に関連したサポートをしてくれる個人や団体の紹介
当会のホームページ内にあるリンクページから、個人や団体、資料を紹介しており、今後も掲載していく予定です。
(3)新しい知識や情報をわかりやすく発信する
SNSやメールでの相談に応じています。また、一般市民向けの医療講演会の案内や、疾患に関わるニュース等をSNSとホームページの新着情報で発信しています。
(4)膠原病の子どもの家族のためのページ(今秋公開予定)
膠原病の治療を頑張る子どもや家族の知恵を次の世代に伝えるためのサイトを制作予定でです。膠原病は稀であるために先輩患児の知恵を聞く機会が少ないが、サイトに掲載することで先輩患児たちの生活の工夫が次の患児世代に伝わるよう工夫していきます。また、患児自身が自分のがんばってきた経験が次の患児に活かされることで、疾患の経験がマイナス体験にならないよう願っています。ホームページを見た医療者や教育者が患児の必要としているサポートに気が付ける機会になれると期待し、発信を行っていきます。
この度は、助成いただきありがとうございます。
「膠原病」を聞きなれない方も多くいらっしゃると思います。膠原病は若年性特発性関節炎や全身性エリテマトーデス、皮膚筋炎、強皮症などの様々な種類の疾患をまとめたグループの呼び方です。
膠原病は予防することができません。発症してから、たくさんの検査を経て診断を受け、そこから一生懸命治療に励みます。治療により「寛解」と言う、いわゆる日常生活を送れる状態になりますが、元の身体に戻るわけではありません。内服は毎日のことですし、紫外線対策など日常への注意も続きます。倦怠感や痛み、そのほかの症状とも付き合っていきます。にもかかわらず、どんなに気を付けていても、再燃(疾患の増悪)し強い治療を加えることもあります。
疾患をもつ子どもたちは疾患のない子と同様に成長し、進学、就職、恋愛や結婚、出産などライフステージを進んでいきます。当会は疾患を抱える子が生きていくなかで、疾患が何らかの障害にならないでほしい、疾患があることで自己にマイナスイメージを抱かないでほしい、疾患をもつ子ども自身が、自身の将来に希望をもってほしいと願っております。
当会は、治療をしている子ども自身や子育て世帯が参加しやすいように会費制にしておりません。稀な疾患なため日常生活において同じ疾患の人に会うことはほとんどありませんが、広い北海道でも住んでいるところや発症したときの年齢によって、得られる情報や出会いに差がないようにしたいと考えています。以上のことからオンラインでの交流会やホームページとSNSで情報を発信してきました。
今年度の新しいチャレンジとして、リアルでの交流会の開催と新たなサイトの制作を計画しております。新たなサイト「膠原病の子どもと家族のためのページ」を作成し、先輩患者やその家族の知恵や工夫を次の世代につなぎたいと考え、取り組みを進めているところです。
皆さまから頂きました助成のおかげで活動を続けることができます。ありがとうございます。これからも当会が膠原病をもつ子や家族にとって交流の場、支え合える場、社会と繋がる場になれるよう、気を引き締めて邁進したいと思います。
当会は膠原病の子を対象にした会ではありますが、「疾患を持つ子も持たない子も、自己の可能性を信じられる社会」を希求します。当会の活動を知り、膠原病などの様々な疾患を抱えながら生きている子どもたちの「明るい未来」を想像するときをもっていただけたなら、非常に嬉しく思います。きっとその未来は疾患のない子にとっても心地よい幸せな社会だと思います。
皆さまから頂きました助成金が「明るい未来」へとつながる活動になるよう、当会の活動を一歩一歩進めてまいります。今後とも温かい見守りとご指導、お力添えよろしくお願いいたします。
代表理事 佐藤真奈美
https://www.shimizusawa.com/
国内有数の炭鉱都市だった夕張市は、人口が95%減少するという、他に類を見ない衰退の真っ只中にあります。そのように徐々に収束に向かっている地域で、地域に残る炭鉱遺産・地域の記憶を糧とし、地域内外の人々が相互に尊敬しあう関係を構築することで、現在と未来の住民、それに関わる人々が誇りを持てる地域をつくることを目標に、活動しています。
当法人は、定款で事業内容の一つに「次世代に地域の誇りを継承する事業」を定め、「子どもの原風景を育む場づくり」を目標としています。
コロナ禍で中断していますが、2017年から3年間、実行委員会と共催で「夕張こども食堂」を開催していました。私たちのこども食堂は「子どもの居場所づくり」を目的にしていますが、「夕張らしい原風景の中で子どもたちに育ってもらいたい」という思いから、炭鉱住宅やズリ山といったフィールドにこだわってきました。
今年は当法人で支援事業を行っている子ども・子育て支援担当の地域おこし協力隊員を中心に、再開を模索中です。
また、旧清水沢小学校の校庭木でおもちゃや遊具を作り、子どもたちに引き継ぐ「ハルニレプロジェクト」や、エネルギー産出都市として共通点のあるスコットランド・アバディーン市とは、子どもを交えた民間レベルでの文化芸術交流を行っています。
エネルギーを産出し、わが国の成長を支えてきたという「地域への誇り」は、未来の市民が”糧”にできる地域資源の一つです。先人たちが築いてきた歴史から学ぶ活動にも、次世代への継承を意識して進めていきたいと思います。
誇りを糧にし、新たな夕張の歴史を育てていくという私たちの活動にご支援いただき、心より感謝申し上げます。
私たちのまちは困難な条件下にあり、なかなか未来に希望を持ちにくい地域ですが、そんな中でも子どもたちはのびのび元気に育っています。私たちの活動を通じて、「夕張の子どもたちは元気だ」と伝えることができましたら幸いです。
「ハンドくんファンド」は「北のNPO基金」の運営に活用させていただく基金です。運営管理経費、広報、報告会開催などに活用いたします。Yahoo!ネット募金からもご寄付が可能です(Tポイントが使えます)。