共催:NPOサポートセンター、CSOネットワーク
運営協力:北海道NPOサポートセンター、北海道NPOファンド
※市民活動プラザ星園でサテライト講座として実施します。オンライン受講も可能です。https://npo-sc.org/training/good-business-studio/curriculum/19018/
地域の日常生活から地球環境まで、多様な分野の社会課題の改善に取り組むNPOや非営利組織。実現したい社会を目指して、様々な関係者と共に活動を展開し、受益者に届けています。
一方で、つい目の前の活動に追われ、自分たちは具体的にどのような成果を生み出したいのか、今の活動によってどのような価値を受益者に届けているのか、見失ってしまうことはないでしょうか。
活動の目標や成果が見えなくなると、スタッフはどのように活動を進めて良いか分からなくなり、団体の活動が停滞することにもつながります。
自分たちが何を生み出すために日々の活動を行っているのか。
それらを明確にし、団体内で共有することによって、スタッフは自立的に判断して動けるようになり、より良い活動を受益者に届けていくことができます。
実現したい社会に近づくために、社会的インパクトの創出をめざして、一緒に学びましょう!
▼「社会的インパクト・マネジメントセミナー」は、
一般財団法人CSOネットワークがNPOサポートセンターと共催で提供するセミナーです。
■: 開催概要
【開催日時】2019年12月13日(金)18:30~20:30
【受講料】1000円(当日会場にて申し受けます)。定員先着20人。
【会場】札幌市中央区南8西2-5-74 市民活動プラザ星園306。地下鉄南北線「中島公園駅」東豊線「豊水すすきの駅」
【お問合せ】 北海道NPOサポートセンター/北海道NPOファンド<中西・高山>
【申込み方法】メール、電話、フェイスブックイベントの「参加する」ボタン、またはHPのフォームよりお申込みください。
info@hnposc.net
TEL:011-200-0973
【対象】
・非営利組織、社会的事業の理事、経営者、マネジメント責任者
・「社会的インパクト・マネジメント」「社会的インパクト評価」の概要を知りたい方
・休眠預金活動制度下での助成プログラムへの応募を検討している方
・自団体の事業成果を把握し、事業改善に役立てるための考え方を知りたい方
【持ち帰れる成果】
・「社会的インパクト・マネジメント」「社会的インパクト評価」への理解
・社会的インパクト・マネジメントの枠組みを活用し、事業の社会的価値を生み出すためのプロセス
・社会的インパクトをより深く理解し、整理するためのフレームやツール
・自団体の事業が生み出す社会的インパクトの表し方
■講師1: 土岐 三輪 氏
一般財団法人CSOネットワーク
インパクト・マネジメント・ラボ アソシエイト
ITコンサルタント、環境・CSRコンサルタントを経験後、NPOにて東日本大震災における経済復興支援事業、途上国の農村における女性の収入創出事業に3年間従事。帰国後、社会的インパクト投資NPOを経て、社会起業家・NPO支援としてSVP東京の事業統括を2年間勤め、2019年6月よりソーシャルフリーランス。グロービス経営大学院卒業(MBA)。社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブの人材育成および資金提供者ワーキンググループメンバー。
■講師2: 鎌倉 幸子 氏
大学職員を経験後、公益社団法人シャンティ国際ボランティア会
カンボジア事務所で学校図書室整備事業を担当。JICAとの草の根技術協力事業ではプロジェクトマネージャーを務める。
2007年に帰国後、同団体で広報・ファンドレイジング業務を担当。
2016年にかまくらさちこ株式会社を設立。現在、中間支援組織の広報業務、ソーシャルセクターのファンドレイジング伴走支援等を行っている。
アメリカ・バーモント州の School for International Training
異文化経営学( International and Intercultural Management )修士号取得。
■講師3: 鎌田 淳 氏
コネクティブ合同会社・代表
事業デザイナー/准認定ファンドレイザー。筑波大学卒業。
民間企業にて、営業企画、マーケティング、法人営業、事業統括、
営業推進に従事し、2014年よりNPOにて企業渉外、ファンドレイジング、協働プログラムの企画・運営、就労支援事業の統括責任者を担当。
民間企業向け事業コンサルティング、NPO向けファンドレイジング支援・人材育成・コンサルティングを主に行う「コネクティブ合同会社」を2017年3月に設立。
――――――――――――――――
■: 講義概要
――――――――――――――――
本研修のテーマは「社会的インパクト・マネジメント」です。
社会的インパクトとは、活動の結果ではなく、活動の結果から生じた短期・長期を含めた社会的・環境的な変化・成果を指します。
社会的インパクト・マネジメントとは、「①現状を調べる→②課題を特定し、目指す成果を定める→③事業を計画する→④事業を実施する→⑤成果の検証→⑥事業の改善」というサイクルを回して、より良い事業を運営することです。
社会的インパクト・マネジメントをしっかりと実践することで、
社会的インパクトが可視化・評価でき、事業の生み出している社会的価値を伝えやすくなります。
このような事業の進め方は、休眠預金活用制度や企業財団の助成事業を実施する上でも重要なプロセスです。
活動を実施するだけでなく、どのくらいの成果が生み出されたか、
それはどのような活動の中で生まれたか、より大きくしていくためにどのような施策を打っていくか。 それらを定性的・定量的なデータを用いて示し、事業の成果と、社会へ与えるインパクト、社会全体の課題解決につながりを伝えていくことが求められます。
自団体の活動の有効性や社会課題解決への影響力を説明することは、市民、行政、企業からの信頼や支持を得るために欠かせない活動の一つです。
本研修では、こうした一連の事業運営に有効なツールとなる
「社会的インパクト・マネジメント」について、2時間で概要と取り組み方のポイントをお伝えします。