(報告)遺贈寄付研修会 in 北海道

報告　遺贈寄付研修会 in 北海道

研修会概要

2023年2月25日（土）13：00から16：00まで、参加者9人で全国レガシーギフト協会と共催で「遺贈寄付研修会 in 北海道」を開催しました。講師は、全国レガシーギフト協会共同代表、元あしなが育英会常勤監事の山北洋二さん、北海道NPOファンド代表理事、弁護士の今野佑一郎さんが務め、構成は遺贈寄付について知ろう、基礎知識（法務）、基礎知識（税務）、事例をまじえた山北さんと今野さんの対談という4部でした。遺言による意思表明が特徴である遺贈寄付の基礎知識、遺贈に関わる相続の基礎知識、相続時の税金についての知識を学びました。山北さんと今野さんの対談では、実際の事例をもとに、どんなふうに遺贈寄付の依頼がくるのか、実際に遺贈について相談を受けたときに注意したことや、遺贈を受けることで生じる事務や手続きのことなどが話題になりました。講師の山北さんは、「団体それぞれが遺贈寄付を受けることができるという意思表示をすること」「遺言する人や関係者の思いを大切にすること」など、遺贈寄付を考える団体において大事なことを挙げられました。

遺贈寄付は、寄付者が亡くなったときに資産が移転されるという性格から、それを受けることに関して躊躇を感じる団体も多いと思います。寄付をする側にとっては、自分の財産を自分の意思で活用する最後の機会であり、自分が関わった地域や団体に相談をしたいという方もいらっしゃるということです。遺贈をお考えの方の相談を受けるという姿勢で、寄付募集の欄に、遺贈をお考えの方はお気軽にご相談ください、などの一言を添えるなどしてみてもよいのではないでしょうか。

北海道NPOファンドは、全国レガシーギフト協会の会員として、各地の財団とともに「いぞう寄付の相談窓口」を開設しています。寄付先探しをお考えの方や、遺贈寄付を受入れたい、遺贈の相談を受けたがどうすれば、などございましたら、お気軽にご相談ください。

北海道NPOファンド理事　高山

いぞう寄付の相談窓口

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